待ち合わせにやってきた彼女



新宿の懐石料理店で待ち合わせをした
彼女は、40歳前後の
どこか寂しげな雰囲気を持つ
黒のワンピースが似合う
すらっとした美人だった。

出会った瞬間に
男性に慣れているなと感じた。
パーティートークも見事だ。
うまく会話を繋ぐので
ある意味、気を遣わなくて済む。

少しずつ打ち解けると
「ある男性に○○を買ってもらった」
とか
「お付き合いする人からは○○が欲しい」とか受け取り方次第では
ある意味、危険な話を含むようになってきた。

そして、彼女曰く
会社役員や経営者とだけ
会うようにしている理由として
時間的な自由度とともに
「守るものがあるが故に紳士だから」とも言っていた。(なるほど、しかしわたしは紳士ではない!)

カウンターで懐石を食べながら
ビールを酌み交わしているうちに
彼女は酔いが回ったのだろうか
わたしの手を握り、その手をそっと
彼女自身の太ももに置いた。

さらにはわたしのネクタイを
上から下へとそーっと撫でてきた…。

一旦、わたしは
「銀座のクラブで働いてたの?」と
冗談を言って距離を取った。

実は銀座のホステスも
そんな露骨なことはしない。

カウンター越しの料理人が
席を外す度に自然な愛撫が始まる。
2度、3度と「ホステスに違いない」と
同じ冗談を挟み、
笑顔で距離をとった…
つもりだが、ついに我慢が、
できなくなり彼女の耳元で
「ダメだよ」と言った流れで
向こうからキスをされてしまう。

帰りのエレベーターでは、
たまたま乗客がいないこともあり
ディープキスをされてしまった…。
いや、正直を言うと拒めずに
肩を抱く自分がいた。
あの状況でキレイな女性の
見事なアプローチを
断れる男なんかいない…。


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